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チャットレディは個人事業主扱いとなるため一定額以上の「所得」が発生した場合は、貴女自身で計算して確定申告しなければなりません。
確定申告とは1年分の所得と経費を計算し、税金を確定させて税務署に申告・納税をすることです。
確定申告が必要かどうかは、働き方によって異なります！
- 専業チャットレディ・・・所得が48万円以上
- 副業チャットレディ・・・所得が20万円以上
年間の所得金額が上記に該当する場合、確定申告を行う必要があります。
確定申告は1年間の所得金額が基準となります！
専業チャットレディとして１年間の収入が50万円、経費が10万円だった場合
一見48万円以上なので「確定申告をする必要があるのでは？」と思えますが、この50万円という金額は「収入」の金額です。
ここから経費を引くと、
500,000円-100,000円＝400,000円
→40万円が所得となります。
この場合、所得が48万円以上ではないので確定申告が免除されるのです。
適切に経費計上をすることによって、所得金額を下げることが可能です。
所得金額を下げることは、納める所得税の額を減らすことに繋がります！
チャットレディとして頑張って働いて稼いだ収入を貴女の手元に多く残すために経費を適切に管理することが重要なのです！
経費と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、「交通費」などではありませんか？
チャットブースに通ってお仕事を行う通勤チャットレディの場合は、チャットブースまでの交通費が経費として計上出来ます。
では、自宅で働く在宅チャットレディの場合はどうなのでしょうか？
家賃は経費になるの？
経費に出来る範囲は決まっているの？
今回は在宅チャットレディが該当する家賃について詳しく説明していきます！
家賃は全額経費になる？
経費についておさらい
経費とはお仕事をするために必要な「出費」のことを指します。
お仕事に必要なカメラや照明などの機材類、身だしなみを整えるための化粧品代や衣装代、通勤するための交通費など直接的なものから間接的なものまでチャットレディの経費は様々な種類があります。
在宅チャットレディの場合は、チャットルームに通わず自宅で働くことが可能です。
自宅が職場となるため「お仕事に必要な費用」として家賃が経費項目に該当します！
家賃全額を経費で落とせるの？
自宅はプライベートでも使用するものなので家賃を全額経費にすることは出来ません。
家賃経費の算出方法
家賃を経費計上するためには、チャットレディのお仕事で使用している分を算出する必要があります。
仕事の割合を算出するために、まずは「仕事」と「プライベート」で使用している割合を考えましょう！
自宅の家賃を100％と考えて、「仕事が30％、プライベート70％」の割合だとします。
仮に家賃が月7万だとして、
70,000円（家賃）×0.3（仕事で使用している割合30％）＝21,000
→21,000円を家賃として経費計上できます。
仕事の割合30％の考え方としては、住んでいる家の間取りが2LDK（部屋数が3）だとします。そのうち1部屋をお仕事用として使用していれば約30％と決められます。
家事按分といって「どのくらい仕事で使用しているか？」を基準に按分計算をして考えます！
第三者が聞いて納得できる割合にすることが大切です。
お仕事で使用している割合を高く設定してしまうと税務署に指摘されてしまう恐れがあります。お仕事で使用している割合は「3〜4割」程度を目安に考えるのがオススメです！
例えば、3部屋あるうちの1部屋をチャットレディのお仕事に使用している場合は、「その部屋は仕事のみで使用している」と言う根拠と証拠が必要となります。
1部屋の片隅で仕事をしている場合は、その部屋全体を仕事で使っていると認められない可能性が高いのです。
パーティションなどの仕切りを設置して、仕事で使用している範囲はここからここまでと「第三者からみても」明確にしておくことが重要となります！
按分計算は、自宅を使用している面積から割り出す方法の他に「勤務時間」から割り出す方法もあります！
まず1週間のうちお仕事をしている時間の割合を考えましょう。
週5日6時間/日でお仕事をしていると仮定して、1週間の勤務時間は30時間。
1週間を時間換算すると
24時間×7日（1週間）＝168時間
30時間÷168時間＝0.17・・・
仕事の時間の割合は約20％となります。
70,000円（家賃）×0.2（仕事で使用している割合20％）＝14,000
家賃7万円のうち14,000円を家賃として計上できます！
「面積」と「時間」2パターンの求め方があります。ただし年度によって計算方法を変えるのはNGです。
一度「勤務時間」で按分計算をすると決めたら翌年も同じく「勤務時間」で按分計算した金額を費用として計上してくださいね！
ちなみに自宅とは別でチャットレディのお仕事専用でマンションやアパートの1部屋を借りて出勤している場合は、全額経費で計上できる可能性があります。
光熱費や通信費も経費になるの！？
光熱費
家賃と同様に光熱費の一部を経費計上することができます。
光熱費はガス・電気・水道などの公共料金のことを指します。
算出方法は家賃の割り出し方と同じ！
まず、「仕事」と「プライベート」で使用している割合を分けて考えます。
チャットレディのお仕事で使用している割合は3〜4割程度に考えるのがオススメ。
例えば1ヶ月の電気代が4千円、仕事で使用している割合を40％とします。
4,000円（電気代）×0.4（仕事の割合）＝1,600円
→1,600円を電気代として経費計上できます。
例えば1ヶ月の水道代が4千円、仕事で使用している割合を30％とします。
4,000円（水道代）×0.3（仕事の割合）＝1,200円
→1,200円を水道代として経費計上できます。
水道代はプライベートで使用する割合の方が多いかと思います。
お仕事で使用している割合は3割くらいを目安にしておくのがオススメ！
また、地域の税務署によっては水道代やガス代が経費として認められない場合があるようです。
事前にお住まいの税務署に確認しておきましょう！
通信費
チャットレディのお仕事は、PCやスマホの通信機器を使用してユーザ様と会話をします。
PCやスマホをチャットレディのお仕事以外で兼用している場合の通信費は費用の一部を経費計上することが可能となります。
その場合、家賃や光熱費同様に仕事の使用している割合は3〜4割程度で考えましょう！
週5日8時間/日でお仕事をしていると仮定して、1週間の勤務時間は40時間。
チャットレディはインターネットが必須のお仕事なので、勤務時間＝インターネット使用時間といえます。
1週間の通信費の合計使用時間が100時間だとします。
40時間（チャットレディとしての使用時間）÷100時間（1週間の合計使用時間）＝0.4
仕事の割合が40％となります。
1ヶ月の通信費9千円、仕事で使用している割合を40％として
9,000円（通信費）×0.4（仕事の割合）＝3,600円
→3,600円を通信費として経費計上できます。
またチャットレディ専用で使用するPCやスマホがある場合は、かかった通信費を全額経費として計上することが可能です。
チャットレディにとって、インターネットは必要不可欠なアイテムです。
通信費も在宅チャットレディにとっては、経費となるのです！
回線契約が必要な場合・・・・
チャットレディのお仕事を始めるにあたって、インターネットの回線が通っていなかった場合、回線の契約が必要です。
新規契約にかかった初期費用は経費として認められます！
またチャットレディのお仕事を理由に解約する場合の費用も同様です。
回線の契約書や金額が書かれている明細書は必ず保管しておきましょう。
また「これ経費になるかな？」と迷ったら「チャットレディのお仕事に必要か」を基準に考えるのがオススメ！
お仕事に関連することは基本的に経費として報告できる場合が多いのです。
不明点があれば、運営スタッフや税理士さんなど「税」の知識が詳しい方に相談してくださいね！
家賃を経費にする際の注意点とは？
家賃や光熱費などを経費に出来るのは、あくまでも自宅で仕事をする在宅チャットレディのみです。
ただし家賃の経費計上が認められるのは「持ち家ではなく賃貸の場合」のみですので注意しましょう。
このように経費計上するためには様々な条件があります。
注意点を紹介します！
経費計上するには証拠が必要
家賃や光熱費、通信費を経費計上する場合は支払った証拠となる金額が記載された控えや明細を保管しておく必要があります。
- 口座引き落としでの支払い・・・通帳のコピー
- 払込票での支払い・・・払込票の控え
- クレジットカードでの支払い・・・クレジットカードの明細
貴女自身どのような方法で家賃などを支払っているかによって保管するものは異なります。
これらの書類自体は確定申告での提出はしませんが、税務署の調査が入った場合に確認される可能性があります。
経費計上した領収書や明細などの書類は法律上7年間の保管が義務付けられています。
捨ててしまったり、失くさないように収納方法や管理場所を事前に決めておくのがオススメです！
他の経費の領収書と合わせて、クリアファイルなどの収納アイテムにまとめておきましょう。
また、これらの経費を帳簿につける際には、以下の勘定科目を使用しましょう。一度決めた勘定科目は、年度が変わっても同じ科目を使用するようにしましょう。
- 家賃・・・地代家賃
- 光熱費・・・水道光熱費
- インターネット代・・・通信費
まとめ
今回は、在宅チャットレディが該当する家賃や光熱費、通信費の経費計上について紹介しました。
経費計上をすることで納める税金を減らして、少しでも受け取るお金を増やすことが出来ます。わからないことや心配事があれば、経費計上する前に運営スタッフや税理士さんに相談するなど確定申告に向けて余裕を持った準備を行いましょう！
